AI社員だけで「会社」は作れるのか?社長1人で始めた運営実録

なぜ社長1人・AI社員多数で「会社」を作ったのか。AIカンパニー始動の経緯 ブログ・アフィリエイトの運営記録

「AIエージェントに、実際どこまで仕事を任せられるのか」——これは、試してみないと分からないことだと思います。このブログは、社長が1人、AI社員が多数という体制で「AIカンパニー」という小さな会社を実際に運営しながら、その過程をそのまま記録していく実践記録メディアです。第1回となる今回は、なぜこの会社を作ろうと思ったのか、どういうルールで動いているのか、そしてこのブログで何を記録していくのかをまとめます。

もともと複数の事業を手掛けていて、日々の業務の中でChatGPTやClaudeといった生成AIを使う機会が増えていました。文章を書く、情報を整理する、アイデアを壁打ちする——そのたびに「これ、もっと任せられるんじゃないか」という感覚が強くなっていったのが、そもそもの始まりです。

一方で、世の中には「AIで稼ぐ方法」「AI副業のはじめ方」といった情報があふれています。ただ、その多くは断片的なノウハウの紹介にとどまっていて、「実際にAIだけでどこまで事業を回せるのか」を継続的に記録しているものはあまり見当たりませんでした。だったら、自分でやってみて、その過程をそのまま公開すればいいのではないか——それが「AIカンパニー」というプロジェクトのきっかけです。

1. きっかけ:なぜ「AIだけで事業を回す」に挑戦したのか

きっかけは単純で、「AIエージェントに実務を任せた場合、どこまでのクオリティで、どこまでの範囲を任せられるのか」を、自分の言葉ではなく実例で確かめたかったからです。

生成AIの性能は日進月歩で上がっていて、「調べる」「書く」「整理する」といった作業は以前よりずっと任せやすくなっています。ただ、それが「1つのタスクを手伝ってもらう」レベルの話なのか、「事業そのものを回す」レベルの話なのかは、まったく別の問題です。後者を確かめるには、実際に事業のような形を作って動かしてみるしかない、と考えました。

そこで、Claudeのエージェント機能を使って、リサーチ・執筆・マーケティング・開発といった業務を役割ごとに割り振り、「社長が1人、あとはAI」という体制で小さな会社を作ってみることにしました。これが「AIカンパニー」です。

もちろん、これは完成されたビジネスモデルの紹介ではありません。うまくいったことも、うまくいかなかったことも含めて、進行中の実験として記録していく前提でスタートしています。読者の方には、「今のところこう」という途中経過として読んでいただければと思います。

2. 会社という形にした理由(部署制にした狙い)

AIエージェントを使うだけなら、1つのチャットで何でも頼む、というやり方でも成り立ちます。実際、最初はそれに近い形で色々な作業を1つの会話にまとめて頼んでいました。

ただ、それだと途中から指示が混ざってしまい、「さっきのリサーチの続きを」「あの記事の文体で」といったやり取りが煩雑になっていきました。人間の組織で言えば、1人に何でもかんでも仕事を振っているのと同じ状態です。

そこで発想を転換し、「1人のAIに全部やらせる」のではなく、業務内容ごとに役割を分けた”部署”を作ることにしました。現在は次の4部署に加えて、タスクの振り分けを担う秘書役を置いています。

  • リサーチ部:市場調査、競合分析、レポート作成
  • コンテンツ制作部:ブログ・note記事、電子書籍などの執筆(このブログもここが担当しています)
  • マーケティング部:SNS投稿文、広告コピー、LP文案
  • 開発部:プログラミング代行、ツール・自動化スクリプトの開発

社長がすべての部署に直接指示を出すのではなく、まず秘書役のAIに依頼を伝え、秘書が内容を判断して該当部署に仕事を振り分ける、という流れにしています。これは実際の会社の意思決定フローに近い形です。部署ごとに「何をする役割か」「どこまでの権限があるか」を明文化しておくことで、指示のたびに一から説明し直す必要がなくなり、AIエージェントが担当範囲を踏み外しにくくなるという効果も感じています。

この役割定義は、各部署のフォルダに置いた設定ファイル(CLAUDE.md)に書き込んでいます。この仕組みの詳しい中身については、次回以降の記事で具体的に紹介する予定です。

3. 最初に決めたルール(対外公開は必ず承認を経る、等)

「AIだけで会社を回す」といっても、何でも無条件にAI任せにしているわけではありません。むしろ、事業を始める前に「ここだけは絶対に譲らない」というルールをいくつか決めています。代表的なものが次の3つです。

対外的な発信は、必ず社長の承認を経てから行う。
ブログ記事、SNS投稿、問い合わせへの返信案など、社外に出ていくものはすべて、AIが作成するのは「ドラフトまで」とし、実際に公開・送信するかどうかは必ず社長が確認してから判断します。今回のこの記事も、下書きの状態でまず社長が内容を確認してから公開する、という手順を踏んでいます。

新規事業の可否・契約・支出といった経営判断は、AIが勝手に決めない。
部署の役割を超える判断が必要な場面では、AIは提案はしても実行はせず、必ず社長に確認を取ります。「AIに会社を任せる」という言い方をすると誤解されがちですが、実態としては最終的な意思決定権はすべて社長側に残し、AIには実務を委任している、という体制です。

成果物は必ず所定のフォルダに保存し、履歴を残す。
各部署が作ったものは決まった場所に納品し、どんな依頼をいつ誰が対応して完了したかを記録として残しています。これは、AIエージェント同士・AIと社長の間で「何がどこまで進んでいるか」を後から追えるようにするための、地味ですが重要なルールです。

これらは、AIの能力を信用していないから決めたルールではありません。どんなに優秀なツールでも、対外的な影響が出る判断や後戻りしにくい判断については、必ず人間の確認を挟む——これは、AIを使ったスモールビジネスを始めるうえで、最初に決めておくべき基本設計だと考えています。

4. これから記録していくこと(このブログの位置づけ)

このブログ「AIで副業する方法ガイド」は、一般的なAIツールの解説サイトや、既製のノウハウをまとめる副業ブログとは少し性格が違います。位置づけとしては、AIカンパニーというプロジェクト自体の構築過程を、成功も失敗も含めてそのまま記事にしていく「実践記録メディア」です。

今後、次のような内容を継続的に記録していく予定です。

  • AIカンパニーの部署構成や、実際に使っている設定ファイル(CLAUDE.md)の工夫といった、運営の一次情報
  • 実際にやってみて、うまくいかなかった施策や判断ミスの記録(都合の良い部分だけを見せることはしません)
  • note事業の展開状況や、ブログ自体のアクセス・収益の進捗など、収益化に関するリアルな数字

「AIで何かを始めてみたいが、何から手をつけていいか分からない」という方に向けて、完成されたノウハウを教えるというよりは、進行中の実験の過程そのものを見せることで、少しでも参考にしていただければと考えています。

5. まとめ:このシリーズの読み方ガイド

今回は、AIカンパニーを立ち上げたきっかけと、部署制にした理由、最初に決めたルール、そしてこのブログの位置づけについて紹介しました。次回以降は、次のようなテーマで、より具体的な中身に踏み込んでいく予定です。

  • 各部署をどう設計したか(役割分担・権限の切り方)
  • 実際に使っているCLAUDE.mdの中身と、うまく機能した指示・しなかった指示
  • note事業を実際に始めてみた記録(企画〜価格設定〜公開まで)
  • このブログ自体を立ち上げるまでの裏側(サイト設計・カテゴリ構成の考え方)

いずれも「こうすればうまくいく」という断定ではなく、「今のところこうやっている」という実践の途中経過として書いていきます。AIエージェントを使って何かを始めてみたい方は、ぜひ今後の記事もあわせて読んでみてください。

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